秋篠理数・算数教室の「さあさあ、お勉強だよ!」


計算のテクニック(2)「符・数・文字」

知ってお得な計算豆知識のご紹介です。

2回目は、単項式の計算です。

 

みなさん、単項式の計算は好きですか。

単項式の計算は、書き方ひとつで正解率が大きく変わります。

ためしに、下の問題を、みなさんなりの書き方で解いてみてください。

おそらく、みなさんの書き方も正しい書き方ではあると思いますが、ここではより正確さを追求してみましょう。

ミスを減らすコツのひとつは、一度に二つの動作をしないこと。もうひとつは、視線の移動を小さくすることです。

では、下の解答例をみてください。合言葉は「符・数・文字」ですよ。

「符・数・文字」の符は符号のことです。まずはじめは、符号に集中してください。-符号は何回登場していますか。式の上に点を打ちながら数えましょう。

つぎは、数字に集中して、長い分数の上下に書き分けてください。このとき計算してはいけませんよ。今はまだ書き写すだけですよ。

最後は、文字に集中して、書き分けましょう。このとき指数の計算だけはしておいてかまいません。約分はまだですよ。

「符・数・文字」の整理ができたら、約分に集中してください。

いかがですか、ほとんど視線を動かさずに約分できたのではないでしょうか。

さあ、これでみなさんも、単項式とお友達になれましたね。