8月の初め頃、林道のわきにヤマブドウをみつけました。
緑の実をつけていますが、もちろんまだ食べられません。秋まで待ちましょう。
10月、山はすっかり紅葉しています。
例の場所へ行ってみると…
完熟したヤマブドウが鈴なりです。これはすごい!
なにがすごいのかというと、これだけ熟した実が鳥や動物たちに食べられることなく残っているということです。
ヤマブドウの実は、色が黒くなったからといって熟したわけではありません。黒くても未熟な実はとても酸っぱいのです。鳥や動物はそのことをよく知っているので、熟すまでは見向きもしません。しかし、食べごろとみるや一気に実を食べつくしてしまうので、一日でも遅れると一粒の実も見つけることができなくなります。右の写真の実は、しなびているほどですが、このような実は、ときにアルコール発酵して香り高く、たいへんおいしいのです。
ここは鳥はもちろんサルやクマもいる山です。ライバルたちに見つかるまえにぶどう狩りを楽しみましょう。