7月、梅雨時の山道にニッコウキスゲをみつけました。
ニッコウキスゲは、その名の由来となった日光の霧降高原の大群落が有名ですが、じつは日光に限らずあちこちの山に自生している、ごくふつうの植物です。
尾瀬の大群落は特別天然記念物に指定されていますが、そこに咲くニッコウキスゲも、この写真のニッコウキスゲと同じ種であることに変わりありません。
とはいえ、この花は朝に咲いて夕べに萎む一日花なので、一株が花を咲かせ続けるのは、長くても一週間くらいでしょうか。日光や尾瀬などの有名な群生地でも、花の見ごろは二週間くらいだそうです。
そう考えると、山道にぽっつりと咲くニッコウキスゲを見ることは、とても幸運なことに思えますね。