みなさんは、一次関数のグラフをどんなふうに書いていますか。
実は、みなさんの一次関数のグラフの書き方を拝見すると、みなさんが関数を得意なのか不得意なのか、分かってしまいます。 ( ドキッ!)
もちろん、習い始めの初心者は別として、たとえば中3・高1生の人が、よどみなくスラスラと書けないと、これは怪しい。まあ当然ですね。
さらに2点をとって結んで書く人も、かなり怪しい。
そんな馬鹿な、2点をとって結んで書けと習いましたよ、と思った君!
君は正しい。教科書どおりに正しいのですが、残念、その書き方は応用力につながりません。
上級者を目指そうというみなさんは、ぜひ下の例をみてください。ポイントは、③の「傾きの三角」を書くところです。
さあ、傾きの三角を書いて、傾き感覚を身につけてください。
いかがですか、方眼紙にたよらず、ズバリ白い紙に一次関数の直線グラフが書けるようになりましたか。今までにくらべて、桁違いのスピード感を感じませんか。
どんな教科書でも最初は方眼紙にグラフを書くことになっていますが、いつまでも方眼紙にたよっていたり、2点をもとめて結んで書いたり、Y切片とX切片を結んで書いたりでは、応用問題を解く力が付きません。
傾き感覚が身に付いた人は、つぎの応用問題もきっとすぐに理解できるはずです。
実際に定規を傾けて、上下にスライドさせてみてください。
これが、傾き感覚です。簡単でしょ!